【ワシントン=遠藤誠二】米農業・建設機械大手ディアの組合員は17日、会社側と交渉担当による3度目の暫定合意に関する投票を行い、賛成多数で受け入れることを決定しました。1カ月以上におよぶストをたたかってきた全米自動車労働組合(UAW)は「公正な賃金と手当を求めるこの国の気分を捉えたストライキは、画期的合意を組合員が承認し、終結した」と発表しました。 UAWのディア組合員1万人は10月14日から、イリノイ州、アイオワ州など14カ所の工場等でストを開始しました。同月30日に、賃上げや医療手当の増額などで会社側と交渉担当が2度目の暫定合意に達しましたが、組合員は「不十分だ」としてこの合意を拒絶。12カ所の工場でストが続いていました。 承認された合意は、今後6年間の有効な労使間の契約で▽20%の賃上げ(そのうち10%は年内に即実施)▽8500ドル(約97万円)の一時金支給▽退職・医療手当の充実・継続
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く