「長時間労働はエラい神話」はもう止めよう――テクノロジを活用して、効率を“往生際悪く”追求する働き方:私は「諦めない」(1/2 ページ) 長時間労働が常態化しているIT業界。しかし今後は「120%」の労働力で働ける人は少なくなっていくだろう。親の介護や子育てなどの制限があっても、自身の体力が落ちても、オフィスのそばに住まなくても、希望の働き方を実現するためにはどうしたら良いのか――そのポイントは「テクノロジの活用」と「諦めない」にあった。 日本は今、世界に例を見ないスピードで「超」高齢化社会に突き進んでいる。人口構成ピラミッドが逆三角形に向かい、労働人口が減っていく中、「社員が同じ時間に出社し、同じオフィスで仕事をする」という高度成長期に培われたこれまでの働き方を続けていくことは果たして現実的だろうか。そもそも、生産性の低さを残業時間で補う働き方はナンセンスではないか。子育てや親の介護も、