以前iCloudに関する記事を書いた時、読者の方から「牛丼戦争に相通じるものがある」という感想を寄せて頂きました。 (なるほど、そう言われればそれに似ているな) 僕はそう感じずにはおれませんでした。 iCloudというのはアップルの構築する「閉じた世界」であり、一定のサービスの品質を確保するために行うものです。 そのため同社は莫大な費用をかけてデータセンターを建設しています。 しかし本来閉じたプラットフォームでは課金のしやすさは増大するにもかかわらず、今回のiCloudのお披露目では意外に課金できていない実態が明らかになりました。 なぜ上手くマネタイズできないのか? これについてはiCloudの記事への読者のコメントの中にアップルの「黒歴史」に対する指摘がありました。きわめて正当な指摘です。 或る意味、今回のiCloudはもともとiTunesを個々のデバイス毎に売ったアップルの原罪(ori