最近の図書館はベストセラー本を10冊20冊とまとめ買いして、利用者への貸し出しに提供する。 この前、試しに、ある評判のベストセラー小説を検索してみたら、「予約待ち」が、なんと287人いた! 20冊も仕入れているのに、すごいものだ。 読みたくても「買わない」人たちが、こんなにいるのだ。 「図書館は、出版社と作家の敵だ!」と、ついこのあいだ林真理子さんが週刊文春のコラムに書いておられたが、残念なことに、まさにそんな状態になってしまった。 出版業界では、新刊書籍について、図書館が10冊購入すると、書店での売り上げが100冊消滅するとはよく言われることであるが、一般の人にはまったく知られていないだろう。 「本が売れない!」「出版不況!」と嘆かれて久しい。 「このままでは、日本の出版文化は滅びてしまう!」と、言われ続けてもうずいぶん経っている。 しかし、その元凶の一つが“図書館”だと言ったら、聞き捨
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