性別の変更を公表した選手として史上初めて五輪出場権を獲得した重量挙げのローレル・ハバード=2018年、ロイター 国際重量挙げ連盟(IWF)は東京オリンピック(五輪)出場権を決める世界ランキングを11日付で確定し、男子から女子へ競技する性別を変更したニュージーランドのローレル・ハバード(43)が女子87キロ超級で7位となり、東京五輪の出場権を獲得した。性別の変更を公表した選手が五輪に出場するのは、史上初めてとなる。 【写真】30代後半に女子として競技を再開したローレル・ハバード 男女各階級の世界8位以上とそれ以外の大陸1位などが出場権を得る。今後、ニュージーランド五輪委員会が出場権の行使をIWFに確認するなどの手続きを経て、正式に代表になる。 ハバードは男子の国内ジュニア記録を持っていたが、性別への違和感から20代で一度引退。性別適合手術を受け、30代後半に女子として競技を再開した。2017