河合楽器製作所(本社・浜松市)は、幼児向けの音楽教室ピアノコースのメーンターゲットを従来の5~6歳から4~6歳に広げ、新入生徒数を5000人増の2万人に引き上げる計画を発表した。 生徒の低年齢化に合わせて16年ぶりにレッスン用テキストの全面改定を行い、講師のトレーニングも行う。 同社によると、1996年にピアノ教室を開講した時は、6歳からピアノを始める子どもが最も多かったが、低年齢化が進み、最近は生徒の約4割が4歳児だという。このため、子どもの手の大きさや理解力に合わせ、テキストを全面改定した。「子どもの上達を実感したい」という親の要望に合わせ、レベルアップが感じられるような曲目などを選んだという。 講師と子どもが隣り合って座り、子どもが高音の主旋律を弾き、講師が低音の伴奏を担当していた連弾のスタイルも変更。新テキストの連弾曲では、講師は子どもの後ろに立ち、目線を近づけて伴奏できるようにア