UchuBiz > 特集 > 宇宙の暮らしを豊かにするイノベーターたち > 微小重力下で紛失を防ぐ、久光製薬の粘着シート「Fixpace」–宇宙での驚くべき実用方法とは #久光製薬#fixpace 微小重力下にある国際宇宙ステーション(ISS)では、物を一定の箇所に置いたままにしておけないため「物を紛失しやすい」という日常的な困りごとがある。そこに久光製薬が提案したのが、両面粘着シートの「Fixpace®(フィクスペース)」だ。JAXAが推進する「宇宙生活/地上生活に共通する課題を解決する生活用品アイデア募集」で2020年に選定され、2022年ISSに搭載された。 サロンパスやフェイタスなどの外用鎮痛消炎剤で知られる同社が、なぜ宇宙向けに粘着シートを開発したのか。その背景や開発における課題と苦労、今後の宇宙領域に向けた取り組みについて、開発に携わった担当者3名に話を伺った。 宇宙で貴重な「