コーラを垂らせばラジコンが動く!? バイオ電池の秘める可能性(1) 2010年1月28日 1/4 (これまでの 山路達也の「エコ技術者に訊く」はこちら) ソニーが次世代の燃料電池として開発している「バイオ電池」は、ぶどう糖で動作する燃料電池だ。ぶどう糖を含んでいるコーラを電池に垂らすだけで発電し、濃度などを調整したぶどう糖水溶液を使うとラジコンやウォークマンが動かせる。このバイオ電池は、情報機器や医療機器のあり方を根本的に変えてしまう可能性があるのだという。同社先端マテリアル研究所の戸木田裕一氏と、酒井秀樹氏に詳細をうかがった。 タカラトミーと試作した、手のひらサイズのラジコンカー。 糖分のパワーでラジコンカーが走る ──ぶどう糖を燃料にして発電する「バイオ電池」を開発されているそうですね。 酒井:実際にバイオ電池から電気を取り出す様子をお見せしましょう。ここに電池で動く小さなプロペラがあ