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ブックマーク / himaginary.hatenablog.com (5)

  • ボーン条件についてもう一度よく考え直してみた。 - himaginary’s diary

    事務屋稼業さんのツイート経由で、畑農鋭矢氏がドーマー条件とボーン条件についてグラフを用いた分かりやすい解説を書かれたことを知った。 ただ、そのうちのボーン条件の解説は、やや単純に過ぎるように思われる。というのは、畑農氏のグラフでは、ボーン条件に従うとA点からB点、B点からC点というように一直線に債務GDP比率の増分(Δb)が改善していくように描かれているからである。 小生の以前のエントリでは、債務の増分に応じてプライマリーバランスを改善するという政策を取るならば債務は維持可能となる、というボーン条件の簡単な証明を行ったが、そこではΔbの一定割合だけプライマリーバランスを改善する、という形でボーン条件を表現した。即ち、その一定割合をαとおくと、α>0という条件である。 畑農氏の Δbt = pdt + (i-g)bt-1 という数式(pdはプライマリーバランス赤字のGDP比率、iは金利、gは

    ボーン条件についてもう一度よく考え直してみた。 - himaginary’s diary
  • 近代経済を形作った忘れられた本 - himaginary’s diary

    ダニ・ロドリックをはじめとして製造業ならびに産業政策の重要性を重視する人は少なからずおり、ブログでも何回かそれについて取り上げてきたが(例)、歴史的観点からその重要性に焦点を当てた研究が出た。 Translating Empire: Emulation and the Origins of Political Economy 作者: Sophus A. Reinert出版社/メーカー: Harvard University Press発売日: 2011/10/17メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログを見る ハーバード・ビジネス・スクールのサイトでこのの著者インタビューが掲載されている(Mostly Economics経由)。以下はその要旨。 A British merchant's long-forgotten work, An Essay on

    近代経済を形作った忘れられた本 - himaginary’s diary
    ak7kagekiyo
    ak7kagekiyo 2011/11/25
    一八世紀はレッセフェールじゃなかった。政府の支援による自国産業の競争力強化。
  • 財政赤字を削減するための増税はGDPに悪影響を与えない? - himaginary’s diary

    Econbrowserの6/30エントリでメンジー・チンが、Ricardoというコメンターがローマー夫の2010年のAER論文を誤読していると非難している。具体的には、6/28エントリのコメント欄でRicardoが、ローマーは税率を上げれば税収が減り税率を下げれば税収と成長率が高まると述べた、と書いたことがチンの逆鱗に触れたようだ。 今後こうした誤解が繰り返されるのを防ぐため、としてチンは、改めてローマー論文の主旨を解説している。その際、同論文の以下の図9に関する説明を引用している。 図9のパネルCは、長期的な目的のためにGDPの1%の増税を行った場合のGDPへの影響を見たものである(手法としてはベクトル自己回帰[VAR]が用いられている)。GDPは10四半期後に2.99%(t値=-2.92)と最大の減少を示している。その落ち込みからのGDPの回復は、5年後(=20四半期後)においても限

    財政赤字を削減するための増税はGDPに悪影響を与えない? - himaginary’s diary
  • レーガンは何を変えたのか、もしくは変えなかったのか? - himaginary’s diary

    24日エントリで紹介したクルーグマンとマンキューのやり取りにおけるマンキューの以下の言葉に、EconospeakのProGrowthLiberal(pgl)が反応した。 ここで検証されている帰無仮説は、レーガンの政策が歳入の伸びに有意な影響を与えた、というものだ。しかしその帰無仮説の信者の中に、カーター政権の最後の2年がレーガン時代の一部だと言う人がいるのかね? その2年間の政策こそまさにレーガンがひっくり返そうとしていたものでは無かったのかね? pglは、おそらくこの時の最も大きなマクロ経済的変化は、1950〜70年代の健全な財政から1980年代の無責任財政への転換ではないか、と述べている。具体的には、これ以前は国の純貯蓄はNNPの10%程度だったのに、1980年代にそれが半分にまで低下した、という数字を彼は挙げている。そして、マンキュー経済学の初版では、こうした純貯蓄の減少が実質金利を

    レーガンは何を変えたのか、もしくは変えなかったのか? - himaginary’s diary
  • 大恐慌は大躍進だった? - himaginary’s diary

    下記ので、著者の Alexander J. Fieldがそう主張しているという。 A Great Leap Forward: 1930s Depression and U.S. Economic Growth (Yale Series in Economic and Financial History) 作者: Alexander J. Field Ph.D.出版社/メーカー: Yale University Press発売日: 2012/04/26メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (2件) を見る Economixでは、そのFieldに対するインタビューが掲載されている(Mostly Economics経由)。概要は以下の通り。 1941年の米国経済の産出量は1929年に比べ40%増大したが、その間、労働および民間資の投入はほとんど増加して

    大恐慌は大躍進だった? - himaginary’s diary
    ak7kagekiyo
    ak7kagekiyo 2011/04/19
    この本、翻訳出ないかな?
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