内閣官房のIT総合戦略室は2016年9月7日、児童手当てや保育施設の利用申し込み手続きの電子化を盛り込んだ「子育てワンストップ検討タスクフォース」のとりまとめ案を公表した。マイナポータルが本格稼働する2017年7月以降、順次オンラインで手続きができるようにする。行政サービスの案内や申請の漏れをなくすことを目指す(図)。 とりまとめ案は、政府のIT総合戦略本部がマイナンバー制度の利用範囲を広げる「子育てワンストップサービス」として検討してきたもの。子育てワンストップサービスは、希望者が取得できるマイナンバーカード(個人番号カード)が必要となる。2017年7月にインターネットで本格稼働する「マイナポータル」を通じて順次利用できる。スマートフォンでも利用できるようにする。 これまで児童手当ての手続きは自治体の窓口で申請するか、郵送する必要があった。2017年7月からオンラインで申請できるようにす