川本三郎はサブカルチュアの世界を生き抜いてきたクリント・イーストウッドである(『映画の中にある如く』発売記念対談ロングヴァージョン<前篇>) “現役最長不倒ランナー” ——映画雑誌『キネマ旬報』の長期連載「映画を見ればわかること」をまとめた川本三郎著『映画の中にある如く』が2月に刊行されました。今回は、長年“川本三郎本”を愛読されてきた北沢夏音氏と渡部幻氏に川本三郎さんの文章を“読むことの楽しみと驚き”について伺ってみたいと思います。 北沢 川本三郎さんのご著書は、最近出たものだけでも、すごい数がありますよね(単著だけで17年2冊、16年1冊、15年6冊……さらに共著が多数……)。 “現役最長不倒ランナー”のような持久力で、最初の単行本『朝日のようにさわやかに 映画ランダム・ノート』(77年、筑摩書房)以後ずっと新刊を出し続けていらっしゃいます。 渡部 ちょっとクリント・イーストウッドみた
今年で第45回目を迎える「ぴあフィルムフェスティバル2023」が、9月9日(土)~23日(土・祝)にかけ、東京・京橋の国立映画アーカイブにて開催されることが決定。同映画祭のメインプログラムとなる自主映画のコンペティション「PFFアワード」の応募受付が3月23日(木)まで実施されている。 また、3月15日(水)に開催される「第4回大島渚賞」の記念上映会を前に、大島渚監督が審査員を務めていた当時のPFFアワードをよく知る犬童一心監督、手塚眞監督、小中和哉監督が一堂に集結。小中和哉監督の最新作で映画作りに没頭する高校生の青春を描いた『Single8』の話題もあわせ、70年代の8mm自主映画シーンを熱く語り合った。 自主映画を作ってる同世代との出会い ──当時、自主映画を作っていた学生にとって、雑誌『ぴあ』はどのような存在でしたか? 犬童 『ぴあ』は、映画を差別化しないでフラットに選択できることが
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