(宇宙)ネズミ!ネズミ!
毎年、世界で約100万本の学術論文が世に出る。研究費の大部分を出しているのは、日本ならJST (科学技術振興機構)、アメリカならNSF, NASAや軍といった、国営機関である。その元手は、もちろん国民の「血税」だ。JSTの年間予算は1200億円、NSFは70億ドル(約8000億円)である。 100万本の論文のうち、いったい何%が未来にインパクトを与える研究か。おそらく、0.1%もないだろう。残りの論文は、ほとんど読まれることなく忘れられる。 税金の無駄、そんな批判が聞こえてくる理由も分からなくもない。国が予算を削るときに基礎研究が真っ先にターゲットになるものわかる。 だが、ごくごく稀に、世の中を根底から覆すような論文が出てくることがある。 1998年に”The Anatomy of a Large-Scale Hypertextual Web Search Engine”という学会論文が発
でも、従軍慰安婦も歴史認識も、みんなミソジニーが根底にあると考えれば、全部納得いくんです。従軍慰安婦問題で、彼らはよく「もう済んだ話をほじくり返すな」と言いますが、あれは日常の居酒屋用語に直すと、「素人娘ならまだしも玄人女がなぜゴタゴタ言ってるんだ」というのと同じなんですよ。 ところが、組織としては日本会議は実に男女平等なんです。組織形態を見ると性役割分業が極めて少ない。例えば、夫婦別姓反対の大集会などで前面に立つのは、櫻井よしことか、市田ひろみとか、大体女性ですよ。表看板だけでなく、運動の裏方も女性が目立つ。そういう人たちが「夫婦別姓は夫婦関係を壊す」とか言っているわけです。 一方、左翼側の組織で目立つポジションにいるのは、男。運動の足腰も男。なんとも歪な感じがするんですね。また、「女のくせに黙ってろ」「若い奴は引っ込んでろ」といった言い方は、むしろ左翼の団体の方から聞くことが多いです。
DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 美しい日本の再建と誇りある国造りのために、政策提言と国民運動を推進する──。「日本会議」という保守系の民間団体がある。安倍晋三内閣と極めて近い関係にあることで注目を浴びている組織だ。 実に、現在の安倍内閣の主要閣僚19人中15人と約8割が日本会議のメンバーであり、昨年夏の安保法制を合憲とした3人の憲法学者をはじめ、安倍政権の周辺のさまざまな団体・人脈が、日本会議関係者で構成されているのだ。 まさに政権と一体化したかのような勢力を持つ日本会議とはいかなる来歴を持ち、どんな構造の中で、何を目指しているのか。まさに、今の日本の「右傾化」の淵源というべき、この団体の実態を詳らかにした『日本会議の研究』(扶桑社新書)が話題を呼んでいる。 発
夜中に電話で叩き起こされる。 「加藤先生の件、残念ながらもう無理です。残念ですが、菅野さん、もうきっぱりとあきらめてください」 この種の電話をもらうのはこれで2回目だ。日本会議を追いかける本連載がスタートしたのは昨年2月。その間、大量の資料を漁り、たくさんの人にインタビューを重ねてきた。その中でどうしても会いたかった、いや、会わなければいけない人物が2人いた。 村上正邦と加藤紘一 ――この二人を避けて、日本会議は語れない。 村上正邦には会えた。長時間にわたるインタビューの一部を基にしたものが、本連載の番外編第5回だ。しかし、あれは村上さんから聞けた貴重な証言のごく一部でしかない。まだ文字化していない重要証言がいくつもある。しかし筆者はそれをどうしても文字化できなかった。その証言の内容があまりにも深すぎるのも理由としてはある。だが、何よりも、「村上さんから聞けたこの話は、村上さんとは全く正反
民進党は19日、夏の参院選の香川選挙区(改選数1)で推薦を決めていた新顔の岡野朱里子氏(42)の擁立を取り下げ、共産党が公認している新顔の田辺健一氏(34)を野党統一候補とする方針を固めた。共産系を統一候補とするのは全国で初めて。20日にも発表する。 民進、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたちの野党4党は、32の参院選1人区で野党共闘を進めてきた。これまで28の選挙区で正式合意。岩手では地元組織レベルでは実質合意しており、香川、三重、佐賀が決まっていなかった。 これまでの野党統一候補は、無所属か民進の立候補予定者を各党が推薦する形がほとんどで、岩手と新潟は生活が擁立した無所属候補。共産擁立の候補者はこれまで1人もいなかった。共産は民進に対し、香川での候補者取り下げと共産候補への一本化を求めており、野党共闘を重視する民進が配慮した。民進幹部は「共産の候補も素晴らしい候補者だ」と話してい
『ずっと前から好きでした。 告白実行委員会』という映画が公開されている。通称「告白ハニワ」ともいい、どことなく白石監督の新作のようにも見えるが、HoneyWorksというクリエイター集団*1が手掛ける作品群の映画版とのことである。 この映画の「応援上映」に行った。いま見ても不思議だが、「応援上映」が存在するのである。 原作があるらしいが、一切知らない。応援しようにも応援どころがわからないし、そもそもこんなメロドラマチックなタイトルの映画でなにを応援すりゃいいのか、まるでわからなかった。無論、ハニワというグループも初耳である。 それでも観に行ったのは「主演の戸松が邪悪」という某氏の主張に興味をそそられたからである。もっとも、その某氏とともに突撃したのだが。 シアターの中に入ると、すでに大勢の若者で席が埋まり、各々がサイリウムを振り回していた。この時点ですでにめまいがした。青春恋愛モノでサイリ
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