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ブックマーク / type-r.hatenablog.com (14)

  • 劇場アニメ『クラッシャージョウ』はこうして作られた - ひたすら映画を観まくるブログ

    クラッシャージョウ どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて先月、BS12(トゥエルビ)の「日曜アニメ劇場」で映画『クラッシャージョウ』が放送されました。 『クラッシャージョウ』といえば、作家の高千穂遙さんが手がけたSF小説が原作で、「壊し屋(クラッシャー)」と呼ばれる”何でも屋”たちの活躍を描いたスペースオペラです。 もともと高千穂遙さんは漫画家志望だったんですが、「ストーリー漫画を描きたかったのに、僕の絵のクセではどうしても4コマ漫画になってしまう」とのことで断念。 そこで、大学在学中に知り合った仲間(松崎健一や宮武一貴)たちと共に有限会社「クリスタルアートスタジオ」を立ち上げ、SF作家活動を開始しました(1972年頃)。 やがて「クリスタルアートスタジオ」は、アニメのメカデザインやSF設定などを請け負う「スタジオぬえ」へと移行していくわけですが、当時の高千穂さんの主な仕事は”マネー

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  • 有村架純が押井守を絶賛しまくる映画『花束みたいな恋をした』 ネタバレ解説 - ひたすら映画を観まくるブログ

    花束みたいな恋をした どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて皆さんは『花束みたいな恋をした』という映画をご存知でしょうか? 菅田将暉さんと有村架純さん主演の恋愛映画で、今年の1月に公開されるや全国で大ヒットを記録し、なんと4週連続で観客動員数1位を達成! さらに興行収入は38億円を叩き出し、2021年に公開された邦画の実写映画の中では第3位となる好成績を収めました。 ざっくりあらすじを言うと、大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)が出会って恋をして別れるまでの5年間を描いたラブストーリーなんですが、この映画のポイントは二人の”趣味”なんですよ。 「お互いに好きなものが共通している」という点で意気投合するんですけど、その趣味がちょっとマニアックというか、二人とも所謂「サブカルチャーに詳しい人」なんですね。 それを最も顕著に表しているのが「押井守を目撃するシーン」です。 物語の序盤

    有村架純が押井守を絶賛しまくる映画『花束みたいな恋をした』 ネタバレ解説 - ひたすら映画を観まくるブログ
  • 押井守、『エヴァンゲリオン』と庵野秀明について語る - ひたすら映画を観まくるブログ

    押井守と言えば、『攻殻機動隊』や『機動警察パトレイバー』などで世界的にも有名な映画監督です。その押井さんが現在公開中の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の大ヒットぶりを見て、「エヴァとはこういう作品である」と独自の視点で鋭く考察した文章が話題になっていました。 『ヱヴァQ』と言われて「オバQ」の間違いじゃないかと思いました。いきなりどうでもいい話ですが、なんでもかんでも短縮するのはやめて欲しいものです。 前号で「公開中の作品については何も言わないのが仁義」てなことを書きましたが、もはや恒例行事と化した観の『エヴァ』ではあるし、相変わらず盛況のようではあるし、私ごときが何を言おうが書こうが1ミリの影響もあるでなし。編集部に請われるままに書くことにしました。 あらかじめ言っておきますが、僕は『エヴァ』に関しては、シリーズを何かと、最初の映画版(「春エヴァ」?)以外は全く見ていません。見ていませ

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  • 完全ネタバレ!『シン・エヴァンゲリオン劇場版』 - ひたすら映画を観まくるブログ

    シン・エヴァンゲリオン劇場版 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて、3月8日から公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ですが、月曜日公開にもかかわらず初日から大勢のファンが詰めかけ、3月15日までの7日間で累計興行収入は33億4000万円、観客動員数はなんと219万人を突破!これは前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の約1.5倍に相当する数字だそうです。相変わらず凄まじい人気ぶりですねえ。 というわけで、公開からたいぶ時間も経ったことだし、もうネタバレ全開で書いてもいいんじゃないかな~?ってことで、日は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観て感じたことをネタバレしまくりながら色々書いてみたいと思います(未見の方はご注意ください!)。 シン・エヴァンゲリオン劇場版 まず、編開始前に東宝・東映・カラーの各社ロゴが映る際、真希波・マリ・イラストリアスの歌声が聴こえてきます。新劇場版は

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  • 庵野秀明が『シン・エヴァンゲリオン劇場版』でこだわった特撮表現について(ネタバレあり) - ひたすら映画を観まくるブログ

    シン・エヴァンゲリオン劇場版 どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて、ついに3月8日から『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開されました。 新型コロナウイルスの影響や緊急事態宣言で二度も延期されるという不運に見舞われた作ですが、長年待ち続けたファンにとっては取るに足らない問題だったようで、月曜日公開という不利な条件にもかかわらず初日の興行収入は8億円を超える大ヒット! しかも緊急事態宣言が再延長されたばかりなのに、朝から大勢の観客が映画館に詰めかけ(まあ皆さん感染対策はしていると思いますが)、土曜日の公開だった前作『Q』(2012年)よりも興行収入・観客動員数ともに大きく上回るという快挙を成し遂げました。 そんな『シン・エヴァンゲリオン劇場版』について、さっそく多くの人が感想や評価、あるいは”謎の考察”や”ストーリー解説”などの記事を書いているようですが、まだ公開されたばかりでもある

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  • もう辞めさせてくれッ!『かぐや姫の物語』はこんなに凄まじい現場で作られていた - ひたすら映画を観まくるブログ

    高畑勲監督の14年ぶりの新作として大々的に公開された『かぐや姫の物語』は、最終的に24億7000万円の興行収入を記録し、劇場アニメとしてはなかなかの好成績を収めました。 しかし、過去のジブリ作品と比較すると(『千と千尋の神隠し』は304億円で別格としても)、宮崎吾朗監督の『ゲド戦記』が76億円、『コクリコ坂から』が43億円、『耳をすませば』のスピンオフに当たる『の恩返し』が65億円など、いずれも40億円以上を記録しており、24億円が決して楽観できる数字ではないことが分かります。 さらに、高畑勲監督の過去作品としては、『火垂るの墓』が6億円、『おもひでぽろぽろ』が19億円、『平成狸合戦ぽんぽこ』が27億円、『ホーホケキョ となりの山田くん』が8億円となっており、今のところ『平成狸合戦ぽんぽこ』の実績にも届いていません(数字は配給収入で、『ぽんぽこ』の場合は興収54億円ぐらいになる)。 これ

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  • 町山智浩、宮崎アニメについて語る(要点まとめ) - ひたすら映画を観まくるブログ

    映画評論家の町山智浩さんが、作家の切通理作さんと共に宮崎駿監督のアニメについて解説している動画が面白かったのご紹介します。町山さんは、「『もののけ姫』以降の宮崎アニメは何が何だかさっぱり分からないのに、どうして皆観に行くんだ?」と疑問を呈し、「宮崎監督が伝えようとしていたのは、当はこういうことなんだよ!」と一作品ごとに説明しています。 以下の文章では、この中で個人的に気になった箇所だけを抜き出してみました。ただし、全文書き起こしではありません。トーク内の町山氏の発言のみを取り上げ、その主旨を要約しています。全文は動画を見れば分かりますが、動画自体が非常に長い(130分以上ある)ので、「とりあえず解説内容の要点だけを知りたい」という人は参考までにご覧ください。 ●みんな宮崎アニメの内容を当に理解してるの? 『千と千尋』が大ヒットしてる時に「あの映画に出ている湯屋は売春宿だ」と発言したら、

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  • 伝説のアニメーター、金田伊功について語る - ひたすら映画を観まくるブログ

    2009年7月21日、一人の偉大なアニメーターがこの世を去った。メリハリの効いたアクション、激しく誇張されたパース、ほとばしる光線など、画面からはちきれんばかりの凄まじいエネルギーでアニメ映像史に革命をもたらした伝説の男、その名は金田伊功! 「金田伊功って誰?」「読み方がわからん」という人でも、『サイボーグ009』や『銀河旋風ブライガー』や『魔境伝説アクロバンチ』や『機甲創世記モスピーダ』などのオープニング原画を描いたアニメーターと言えば分ってもらえるのではないだろうか? あるいは、『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『紅の豚』『もののけ姫』など、宮崎駿監督の作品で優れた作画を披露し、宮崎監督から「原画頭(げんががしら)」という称号をもらった唯一のアニメーター、といった方が伝わりやすいかもしれない(ちなみに「かなだよしのり」と読みます)。 まさに日のアニメシーンにお

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  • どうしてこうなった?幻の細田守版『ハウルの動く城』制作裏話 - ひたすら映画を観まくるブログ

    ■あらすじ『父の遺した帽子店を切り盛りする18歳の少女ソフィーは、ある日町で美貌の青年と出会う。彼こそは人々が怖れる悪名高い魔法使いのハウルだった。その夜、彼女は荒地の魔女に呪いをかけられ90歳の老婆にされてしまう。当のことが言えずに家を出たソフィーは、人里離れた荒地をさまよい、やがてハウルが暮らす動く大きな城に潜り込み、住み込みの家政婦として働き始めるのだった…。巨匠:宮崎駿監督が、イギリスの児童文学作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズの『魔法使いハウルと火の悪魔』を映画化したファンタジー・アドベンチャー・ラブストーリー!』 日は金曜ロードSHOWにて『ハウルの動く城』が放映されます。僕は公開時に映画館で観たんですけど、その時の感想は「なんだこりゃ?」って感じでした(笑)。主人公は頻繁に姿を変えるし、ハウルは何をやっているのか良く分からないし、話もあちこち辻褄の合わないところがあるし、張

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  • 【案内板】このブログについて(初めての方はこちらをどうぞ) - ひたすら映画を観まくるブログ

    当ブログの説明です。 ◆当ブログのご案内◆ 管理人のタイプ・あ〜ると申します。このブログでは、洋画・邦画・劇場用アニメなどの映画レビューの他に、映画の制作裏話やジブリアニメのマル秘エピソードなど、映画にまつわる様々な記事を書いています。以下のリンク(クリックで各ページへ移動)に、それらの記事をカテゴリー別にまとめてありますので、興味がある方はぜひご覧くださいませ(^.^) ●映画レビュー記事(タイトル一覧) 映画レビューの作品別一覧ページです。 → 洋画 → 邦画 → 香港/韓国/その他 → アニメーション ●映画の制作裏話(メイキング) あの名作はどうやって作られたのか?等の映画製作にまつわる裏話を書いています。 → コチラからどうぞ ●ジブリアニメのマル秘エピソード 宮崎駿監督や高畑勲監督など、スタジオジブリ作品に関するエピソード集です。 → コチラからどうぞ ●オススメ人気記事 過去

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  • 宮崎駿監督、ついに劇場用長編アニメの制作へ復帰か? - ひたすら映画を観まくるブログ

    どうも、管理人のタイプ・あ〜るです。 先日、NHKでドキュメンタリー番組「NHKスペシャル 終わらない人 宮崎駿」という番組が放送されたので見てみました。宮崎監督と言えば、2013年に長編アニメ制作からの引退を宣言して以来、ほとんどメディアに登場していませんでしたが、同番組では宮崎さんが短編アニメ『毛虫のボロ』を制作する姿を約700日にわたって完全密着。さらに、長編アニメ制作への復帰を目指している様子も映し出していました。 『毛虫のボロ』とは、宮崎監督が『紅の豚』の次回作として「一匹の毛虫が街路樹から街路樹へ旅をする物語」を90分かけてじっくり描きたい、と考えて立てた企画です。ところが、プロデューサーの鈴木敏夫さんが「あまりにも内容が地味すぎるし、宮崎さんの年齢的にも今は活劇映画を作るべきだ」と猛反対。その代わりとして提案したのが『もののけ姫』だったのですよ。 元々『もののけ姫』は、『ルパ

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  • 『君の名は。』へ至るまでに新海誠監督が辿った16年の軌跡 - ひたすら映画を観まくるブログ

    現在、全国の劇場で爆発的な大ヒットを飛ばしている新海誠監督の新作アニメ『君の名は。』が、22日までに観客動員数774万人、公開後わずか28日間で興行収入が100億円を突破したそうだ。日のアニメでは、宮崎駿監督の作品以外で100億円を超えたのは史上初。邦画全体のランキングでも、現時点で歴代9位にい込んでおり、大変な快挙と言えるだろう。 さらに、新海監督が手掛けた同名小説も発行部数100万部を突破し、映画に登場する場所に多数のファンが押し寄せる“聖地巡礼”など、『君の名は。』を取り巻く環境は今や完全に社会現象と化している。しかも興行成績の増加ペースが2001年の『千と千尋の神隠し』を上回る勢いで推移していることから、「『千と千尋』を抜くのではないか?」との噂まで出ているらしい。 ちなみに、100億円を超えたアニメ映画で、宮崎駿監督作品以外のものと言えば、『アナと雪の女王』(255億円)、『

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  • 新海誠監督の『ほしのこえ』がアニメ界に与えた影響と衝撃 - ひたすら映画を観まくるブログ

    ■あらすじ『西暦2039年。火星有人調査隊はタルシス台地のクレーター内に異文明の遺跡を発見するが、突然、謎の生命体の攻撃を受けて全滅してしまう。この状況に対し、地球人類は未知の脅威に立ち向かうべく、技術・人的資源の枠を超越した国連宇宙軍を設立。その後、調査隊を襲った異生命体(タルシアン)は太陽系の果てに姿を消したが、人類は亜光速航行が可能な巨大宇宙戦艦リシテア号を建造、さらに太陽系外縁に人工のワープ・ポイントが見つかり、恒星間航行の手段をも手に入れた。そして2047年、ついに国連宇宙軍は1000人以上の調査部隊を結成し、タルシアンの痕跡と行く先を探るため、太陽系外縁へと向けた調査の旅に出発することが決まる。一方、同じ中学校に通う同級生の長峰美加子と寺尾昇。仲の良い二人だったが、ある日、ミカコが国連軍の選抜メンバーに選ばれたことをノボルに告げる。やがてミカコはリシテア号に乗って宇宙へ旅立った

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  • 町山智浩、実写版『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を熱く語る - ひたすら映画を観まくるブログ

    日、BS-TBSで『SPACE BATTLESHIP ヤマト』が放送されます。名作アニメ『宇宙戦艦ヤマト』を実写化した作は、主演の古代進役に木村拓哉、ヒロインの森雪役に黒木メイサ、監督に『永遠の0』や『寄生獣』の山崎貴を迎え、製作費20億円をかけたSF超大作として公開前から話題になりました。 しかし、公開後の反応は賛否両論…というか否の方が圧倒的に多く、全国のヤマトファンから「こんなのヤマトじゃねえ!」とのクレームが殺到したようです。僕も劇場で観たんですか、確かに諸手を上げて絶賛するには厳しい出来栄えであったと言わざるを得ません(結構頑張ってはいるんですけどねえ)。 そんな『Space battleship ヤマト』について、映画評論家の町山智浩さんがポッドキャストで詳しく解説していたので聞いてみました(劇場公開時にアップしていたもの)。町山さんと言えば、古今東西あらゆる映画につい

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