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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/kankimura (3)

  • 維新の躍進とリベラルの焦りが日本に韓国型の分断を生む?

    政治的立場の異なる人を揶揄したり差別したのでは民主主義は成り立たない(写真は阪神ファン、2012) Toru Hanai-REUTERS <衆院選後、韓国が地域対立を伴うイデオロギー分断に陥った「レッテル貼り」の愚が日でも繰り返されている> 2021年10月31日、日の衆議院選挙の投票が行われた。岸田新政権直後の状況の中、果たして与党がどの程度の議席を維持できるか、注目されたこの選挙の結果は、自民党が単独で安定多数を確保する一方、選挙協力を組んで臨んだ望んだ第一野党の立憲民主党共産党が議席を減らす、という選挙開始当初の予想とは異なる結末になっている。新型コロナ禍の下、苦戦が伝えられていた自民・公明両党にとっては実質的な勝利であり、逆に横浜市長選挙の結果等を受け、大きく躍進することすら期待されていた立憲民主党共産党にとっては、惨敗だったということができる。 そして、この中で注目されて

    維新の躍進とリベラルの焦りが日本に韓国型の分断を生む?
  • 検察と二つの民主主義

    同じ「巨悪を暴く」検察の姿も、韓国人と日人にとって同じものではない(2016年11月、サムスン電子の家宅捜索に入った検察捜査官) Kim Hong-Ji-REUTERS <一方は、政府による検察への介入を嫌う民主主義、他方は、検察をも民意にひれ伏せさせようとする民主主義。前者は自らが選挙で選んだ政府を信用せず、後者では民意がすべて。つまり両者は、まったく別物の国である> 韓国政治を研究していて時々思うのは、どうして日人はこんなに韓国の事を気にするようになったのだろうか、という事だ。勿論、この問いについては、「韓国が日の事を批判するからだ」という人も多いだろう。しかし、日への激しい批判で知られた初代大統領、李承晩の名前を挙げるまでもなく、韓国の人々が、日、中でもその植民地期における行為や認識について批判するのは、今に始まった事ではない。そしてそれは朴正熙や全斗煥といった、軍事政権期

    検察と二つの民主主義
  • 韓国のG7参加を嫌う日本と冷静な韓国との差異

    6月2日、トランプと電話会談をした文在寅は、G7への招待を喜んで受けると答えた(写真は2019年6月、ソウルの大統領官邸) <トランプ米大統領はロシア、インド、オーストラリア、韓国の4カ国を今年のG7に招待すると提案した。かつてなら国を挙げて「先進国入り」を祝ったはずの韓国はしかし、既にG7とは異なる独自の発展モデルを確立しつつある> G7首脳会議は奇妙な集まりだ。外務省のホームページはこの会議について、「仏,米,英,独,日,伊,加(議長国順)の7か国及び欧州連合(EU)の首脳が参加して毎年開催される国際会議」と平板に説明しているが、それは実は、毎年開かれるこの会議には、公式の名称すら存在しないことを意味している。だからこそ、各国でもこの会議は様々な名称で呼ばれている。例えば、日語では外務省が「G7サミット(主要国首脳会議)」と記述するこの会議は、英語では極めてシンプルに「G7 Summ

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