岩手県大船渡市末崎町の碁石海岸レストハウスの新メニューに、サンマのみりん干し丸ごと1本をラーメンに載せた「大船渡さんまラーメン」がお目見えした。 今月開いた試食会では「さっぱりしていておいしい」と好評だった。近隣の飲食店も巻き込んで大船渡発のB級グルメにしようと、関係者は意気込んでいる。 煮干し、昆布などのだしをスープのベースにした和風しょうゆラーメンで、直径15・5センチの丼からはみ出したサンマのみりん干しが豪快だ。メンマやネギなどのおなじみの具材に加え、ワカメが磯の雰囲気を演出、和風のスープが細い縮れめんによく絡む。ご飯も付いていて、みりん干しがおかずにもなる。 試食会に参加した民宿調理師の大和田弘樹さん(44)は「みりん干しがスープに溶け込むと、うま味が増す」と満足していた。 レストハウスの小川広文社長(56)が「サンマを使った大船渡名物を作りたい」と、3か月ほど前から開発に乗り出し