「グロソブ」の生みの親が6月末に金融界を去った。海外の国債を組み入れる投資信託「グローバル・ソブリン・オープン」を企画段階から手掛け、国内最大のファンドに育てた元国際投信投資顧問副社長の山内一三(65)だ。山内とグロソブの歩みは、この10年の日本人の資産運用のたどった道とぴたりと重なる。それは「貯蓄から投資へ」のつかの間の成功と挫折の道のりでもある。「あれが『グロソブモデル』の原点になった」。
![金融ニッポン第1部 グロソブを生んだ男の成功と挫折 - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/90654f4552db83dd27357356cc4fd9426d8751c1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXBZO4404716023072012I00001-17.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26s%3D21bf517a9630b6f0f1ad17066b2b30ba)
投信の島、円高で20億円目減り お年寄り「今は我慢」(1/3ページ)2008年10月30日印刷ソーシャルブックマーク 小豆島のリゾートホテルで開かれた資産運用セミナー。高齢者を中心に約50人が聴き入った=香川県土庄町、八木写す 瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島。住民の30人に1人が外国債を組み合わせた投資信託「グロソブ」を購入し、その分配金を年金の足しなどにしてきた。投資総額はざっと100億円(8月末現在)。ところが、急激な円高で「基準価格」が20%余り下落し、約20億円が消えた計算になる。米国・ウォール街発の金融危機に、「グロソブの島」がざわめきだした。(八木正則) ◇ 妻と2人で暮らす無職の男性(76)は最近、友人と会えば経済の話になる。「円高になったな」「株価が下がっているなあ」 5年ほど前、証券会社の営業マンに勧められ、投資信託を始めた。預貯金などを取り崩し、投資額は1千万円。うち4
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く