ゲーム開発者向け会議「CEDEC 2013」では、一般にはまだなじみの薄い「ナラティブ」をテーマにしたセッションが行われた(写真)。モバイル&ゲームスタジオの遠藤雅伸氏とスクウェア・エニックスの簗瀬洋平氏による「ナラティブはここにある!国産ゲームに見るナラティブとは?」と題するセッションである。 もともと物語性という意味を持つナラティブは、今年春に開催された米国のゲーム開発者向け会議「GDC2013」で話題になったキーワードであり、専門のセッションが設けられるほどだったという。ナラティブがどのようなものかというだけで多くの時間が割かれるほど表現が難しい概念だが、ごく簡単に言えば、「ゲームでの体験を自分の経験として感じられるかどうか」(簗瀬氏)ということになる。 ただ、この「ナラティブ」が、完全に米国発かというと「そうではないだろう」というのが登壇者2人の考えであり、国産のゲームにもその要素
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