美馬市脇町拝原の佐藤一夫さん(84)=市文化協会会長=方で、1960~70年代にかけて市内の伝統産業や県内の工事の様子などを撮影した記録映像が見つかった。佐藤さんが趣味で撮影していたもので、専門家によると、当時の記録映像が視聴可能な状態で残っているのは珍しいという。市出身者が理事長を務め、映像遺産の保存に取り組む埼玉県のNPO法人「科学映像館」がホームページ(HP)で無料公開を始めた。 見つかったのは、佐藤さんが当時、8ミリフィルムで撮影した約30作品。同市美馬町郡里地区で全国有数の生産量を誇った和傘の製作過程を撮影した「和がさの里」や、徳島市の名田橋の工事を記録した映像、つるぎ町の半田そうめんの製造現場の映像などがある。 佐藤さんは53年ごろから趣味で映像を撮り始め、「脇町8ミリ会」というサークルで会長を務めるなどして熱中した。75年ごろまでに100本以上を制作したが、映写機の故障や
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く