1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す「合計特殊出生率」で、厚生労働省が「全国5位」と発表した岡山県真庭市が、実は86位であることが13日、わかった。厚労省が集計を誤ったためで、近く同省ホームページの一覧表も訂正するという。 誤りがあったのは、1月30日に発表された03〜07年の5年間の人口動態保健所・市区町村別統計。真庭市の合計特殊出生率は「2.10」とされ、島しょ部以外の自治体では最高となった。ところが、実際は「1.75」だった。厚労省によると、真庭市の出生者数をデータ入力する際に、誤って広島県安芸高田市の出生者数を加えてしまったという。 井手紘一郎・真庭市長は2月以降、様々な会合で「全国5位」をPRしてきた。13日に誤りを知らされると、がっかりした様子で「訂正は残念。ただ、県内では1位。これからも子育て支援には努力する」と話した。 厚労省人口動態・保健統計課は「単純なミスで申し