石筍の上部は細かい針のような結晶に覆われていた=日本洞穴探検協会提供 岩手県岩泉町にある日本有数の大きさの鍾乳洞・氷渡洞(しがわたりどう)で、細かな針状の結晶に覆われた世界的にも珍しい石筍(せきじゅん)が発見された。洞穴の調査をしているNPO法人の日本洞穴探検協会が5月に見つけた。 石筍は、天井から落ちた水滴に含まれる炭酸カルシウムが床に積み重なって成長していく。水滴が落ちてできるため、ふつうは表面が滑らかだ。ところが、発見された石筍は高さ約50センチのキノコのような形で、傘に似た部分(直径約25センチ、高さ約20センチ)が針状の結晶に覆われ、上部は噴火口のような形をしていた。 この石筍があった空間は約2万年前にできたと推定されている。調査に加わった産業技術総合研究所の丸井敦尚・地下水研究グループ長は「針状の結晶がどんな条件でできたのか。この形のなぞは解明できていない」と話す。(中山
盛岡市は、市内に点在する石碑や屋外彫刻などの情報をデータベース化するため、実態調査に乗り出した。 市内には石川啄木や宮沢賢治らの文学碑などが数多くある一方、作者や経緯が明記されていない彫刻や石碑なども多く、観光客から問い合わせが来ることもしばしばあるという。 こうした有名、無名の碑や彫刻の情報を整理することで、盛岡の新たな観光資源として有効活用するのが狙い。データベースは5月中の公開を目指す。 調査は、市が進める「盛岡ブランド」の発信事業の一環。緊急雇用対策として採用した臨時職員3人が、3~8月の半年をかけて行う。 市内には、観光ガイドなどで紹介されている岩山展望台近くにある石川啄木夫婦の歌碑や岩手大キャンパス内の宮沢賢治像など有名なものだけでなく、広くは知られていない市ゆかりの作家の彫刻や、誰が建てたのかさえも不明な石碑なども多い。 市は当初、調査対象となる石碑などの数を200ほどと推測
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