1995年3月に起きた国松孝次警察庁長官(当時)銃撃事件が30日午前0時、殺人未遂罪の公訴時効(15年)を迎えた。警視庁南千住署捜査本部は容疑者不詳のまま書類を東京地検に送る。警察トップを狙った前代未聞の事件に投入された捜査員は延べ約48万人に上る。捜査本部はオウム真理教による組織的な犯行とみて調べを進めたが、未解決のまま捜査は終結した。国松元長官は95年3月30日朝、東京都荒川区の自宅マン
平成7年3月、国松孝次警察庁長官(当時)が銃撃された事件は、30日午前0時に殺人未遂罪の公訴時効が成立した。警視庁公安部はオウム真理教による組織的犯行とみて捜査を続けたが、実行犯など犯行グループの役割の特定はできなかった。南千住署捜査本部は30日にも「容疑者不詳」とする捜査結果の書類を東京地検に送り、捜査を終結させる。警察トップを狙った未曾有のテロ事件の真相は闇に包まれたまま終わった。 捜査本部は、「事件の日(元教団幹部に)コートを貸した」と供述した、元警視庁巡査長(44)のコートから拳銃を発射した際にできる「溶融穴」を確認。16年7月に元巡査長は「支援役」とみて、元教団幹部ら4人を殺人未遂などの疑いで逮捕した。だが元巡査長の供述は変遷し、東京地検は4人を不起訴処分としていた。 事件前後の行動に関する元教団幹部の供述などから、捜査本部では早い段階から別の元教団幹部の男(60)=死刑判決が確
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