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書籍と2015に関するakakitのブックマーク (2)

  • コラム別に読む : 2015年売れた本  武田砂鉄さんが選ぶ本 - 武田砂鉄(ライター) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■必要なのは「処方箋」だけ? 200万部の大台を突破した芥川賞受賞作〈1〉の著者・又吉直樹は、自著の宣伝だけでなく、自身が影響されてきた古典文学や刺激を受けている現代文学の紹介に勤(いそ)しみ、結果として文芸書コーナーでは“又吉言及書”が『火花』を囲んだ。同時受賞の羽田圭介が「(又吉に)便乗します」と公言し、あたかも芸人のように数多(あまた)のテレビ番組で笑いを取り、両者の役割を反転させたのは痛快だった。 〈3〉〈5〉〈6〉〈9〉は同じ版元による刊行物だが、年配の女性が指し示す一家言、という共通項もある。世の空気など気にしない語り手からは「順風満帆で来た人ほど、社会に出た後、組織の中でうまくいかないと自殺をはかる」(〈3〉)、「仕事が長続きしない人たちが、世間を騒がすような事件を起こす」(〈9〉)といった危うい断定もそこかしこで放たれているが、発言の炎上やクレームに過敏すぎる社会においては

    コラム別に読む : 2015年売れた本  武田砂鉄さんが選ぶ本 - 武田砂鉄(ライター) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 書評・最新書評 : 荻上チキ 書評委員が薦める「2015年の3点」 - 荻上チキ(評論家・シノドス編集長) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    (1)断片的なものの社会学(岸政彦著、朝日出版社・1685円) (2)レイシズムを解剖する(高史明著、勁草書房・2484円) (3)ぼくたちは戦場で育った サラエボ1992ー1995(ヤスミンコ・ハリロビッチ編著、千田善監修、角田光代訳、集英社インターナショナル・2268円) ◇ (1)は、いま最も注目を集める社会学者の異色作。小さなエピソード、様々な風景描写が「あなたの社会風景」を揺さぶり、拡張する。 (2)は、ネット上にはびこる「嫌韓」などの現代的な人種差別、そのメカニズムと対処策を分析。誰がなぜ、レイシズムに感染するのか。丁寧な筆致で、研究者の矜持(きょうじ)を見せつける。 (3)は、20年前のサラエボでの紛争体験を、当時子どもだった1千人以上に尋ねる。手法は、SNSを通じた百数文字のショートメッセージ。きわめて現代的な手法で、戦争が日常となった子供のリアリティを立体化することに成功

    書評・最新書評 : 荻上チキ 書評委員が薦める「2015年の3点」 - 荻上チキ(評論家・シノドス編集長) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
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