クラシックレーベルを手がけるオフィスENZOは、気鋭の声楽家・松平敬のデビューアルバムCD「MONO=POLI(モノ=ポリ)」を2月20日より発売する。 松平敬は、2009年に東京オペラシティでシュトックハウゼンの大作「私は空を散歩する」の日本初演を手がけるなど、コンテンポラリー・フィールドでアクティヴに活躍する気鋭の声楽家。「カノン」という音楽のこだま効果をモチーフに選曲・配曲した本アルバムは、同氏自らがDAW(デスクトップ・オーディオ・ワークステーション)システムを使用してポストプロダクション作業まで手がけているというユニークな作品だ。また楽曲だけでなく、本作のジャケットのアートワーク、ライナーノーツや歌詞対訳等も自身で担当しているという。 レーベル担当者によると、ホールで大勢の人数を集めて録音を行うのが一般的な声楽作品において、スタジオでテイクを重ねて積み上げるように収録するというの