ユッケ復活の本命はパック式？ 馬肉業界には“向かい風”
焼き肉チェーンで平成２３年に起きた集団食中毒事件による規制強化で、ユッケが焼き肉店から姿を消してから１年あまり。「馬刺し」や「超レアステーキ」を使ったユッケ風のメニューなど、焼き肉店はさまざまな工夫で客離れを防ごうとしてきたが、昨年末から、パック詰めされた、店での加工がいらないユッケ用牛生肉の売り上げが急拡大し、ユッケが本格的に復活の兆しを見せている。業界関係者は「やっと安全に提供できる方法ができた」と喜ぶが、果たしてパックユッケは、安全性、味の両面でユッケ復活の本命となるのか注目が集まっている。 ■パックユッケは安全か 平成２３年４月の食中毒事件以降、生食用牛肉の加工・調理基準が厳格化されたため、専用の設備や調理基準を通常の焼き肉店で満たすのは難しく、多くの店舗からユッケが消えた。 これに対し、昨年登場したパックユッケは、専用の設備を持つ加工業者がユッケ用に加工した生の牛肉を、小分けで密
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