ロンドン・ヒースロー空港に到着した国枝慎吾(左端)ら車いすテニスの選手たち=22日、遠藤啓生撮影 29日に開幕するロンドン・パラリンピックに出場する日本選手団の本隊が22日夕、ロンドンのヒースロー空港に到着した。 競技用の車いすなど大きな荷物とともに空港ロビーに現れた選手たち。長旅に少し疲れた様子だったが、からりと晴れた涼しい風にあたりながら記念撮影などを楽しんだ。2008年北京大会の車いすテニス男子シングルス金メダリスト、国枝慎吾選手(28)は「特別な場所に来た緊張感がある」と気を引き締めていた。 関連記事パラリンピック日本選手団、ロンドンへ出発 29日開幕(8/22)松永選手「メダルとる」 パラリンピック壮行会 岡山(8/21)円盤「空に突き当てる」 パラリンピック大井選手 岩手(8/21)パラリンピック選手団が結団式 土田「可能性に挑戦」(7/23)日本福祉大でパラリンピックの選
2008年の北京パラリンピックで金メダルを獲得するなど、世界の頂点を極めた車いすテニスプレーヤー国枝慎吾。その国枝が発掘した原石が今、ロンドンパラリンピック出場を目指して戦っている。彼の名は「三木拓也」。日本車いすテニス界のホープだ。昨年から大きな躍進を遂げ、日本男子テニス界を牽引する錦織圭とは、奇しくも同じ島根県出身の22歳だ。「まさに“飛ぶ鳥を落とす勢い”とは、彼のことですよ」。車いすテニス日本代表コーチを務める丸山弘道も、彼の成長速度の度合いには目を見張る。果たして三木拓也とはどんなプレーヤーなのか――。 「あれ、面白そうな選手がいるな……」。2010年4月、神戸オープン。国枝の目に、一人のプレーヤーが目に留まった。それがワイルドカードでセカンドクラスに出場していた三木だった。当時、三木は日本ランキング40位台。車いすテニスを始めて1年と経験も浅く、プレーは荒削りだった。いったい世界
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