東京・奥多摩町の鍾乳洞で今年10月頃、男性の白骨遺体が発見されていたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は遺体の状況などから、1986年10月に潜水中に行方不明になった上智大4年の朴俊鉄さん(当時22歳)の可能性が高いとみて、近く遺体を引き揚げ、身元を確認する方針。 捜査関係者によると、遺体が発見されたのは、ダイビングスポットとして知られる通称「聖穴」。今年10月頃、ダイバーが水中で遺体を発見、同庁青梅署に通報した。ダイビングスーツを着用しており、死後数十年が経過しているとみられるという。 同庁も水中で遺体を確認したが、遺体は岩に引っかかり引き揚げが難しく、同庁は週内にも機動隊員を動員して遺体の引き揚げ作業を行う。