JR四国グループの高松駅弁(高松市)が、県特産のタイラギ貝を使った「讃岐たいらぎ弁当」をJR高松駅構内で10日から販売する。タイラギ貝の炊き込みご飯に加え、塩焼き、照り焼き、煮付けと盛りだくさんだ。「県産品のブランド化」を推進する県も協力した。 価格は1個1100円(税込み)を予定。讃岐米「ひのひかり」を使い、さぬき菜の漬物やしょうゆ豆など地産品を添える。同社の林盟・総料理長は「香川らしい食材にこだわった。タイラギ貝は刺し身で使うことが多く、熱の通し方など調理方法を工夫した。単調な味にならないよう変化をつけた」と話す。全国の百貨店の駅弁大会などでも出品するという。 県は昨年9月、タイラギ貝の流通量、調達先のデータや加工業者の紹介などで協力した。県などによると、タイラギ貝は殻が約30センチにもなる三角形の二枚貝で、海底で見かける突き刺さったような姿から「タチガイ」とも呼ばれるという。東京