全世界で大ヒットしたハリウッド版に対抗し、日本版ゴジラが12年ぶりに復活した。29日公開の「シン・ゴジラ」は、怪獣に震災や原発事故の記憶を重ねた意欲作だ。「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が総監督と脚本を担当。19日の完成報告会見では、着ぐるみでなくCGを使ったゴジラについて「日本映画のCGに対する見方が変わるのでは」と自信を見せた。 特撮に造詣(ぞうけい)の深いことで知られる庵野は、東宝からオファーを受けた時、エヴァ新劇場版3作で燃えつきていたため一度は断ったが、「先達の制作者や過去作品への恩返し」と思い、引き受けたという。 「『ゴジラ』を作ることで僕自身救われた。おかげで、またもの作りを続けられると思う。『エヴァ』(の新劇場版第4作)をお待たせして本当に申し訳ないが、日本映画ファン、特撮ファンに満足してもらえるものができたと思う」 物語は東京湾の海底トンネル崩… この記事は有料会員
![シン・ゴジラ 原点目指す 「エヴァ」の庵野秀明が総監督・脚本:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/832ae470dff8758b02da6490a1bbcba6b7ab1a08/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20160727004596_comm.jpg)