2017.03.22 「自分が食べたいものを出すだけ」――「おにやんま」大下義弘社長インタビュー 東京・五反田に「おにやんま」1号店がオープンしてもうすぐ7年になる。うどん、とだけ書かれたあの白い暖簾に駅へと急ぐ足がつい店に向かってしまった人も少なくないはずだ。かけうどん300円、とり天うどん420円と低価格ながら、小麦粉は信頼する香川の製粉会社から取り寄せ、出汁には厳選した高品質の伊吹いりこを使用。たった5坪、客同士が詰めあって10人入れる程度の小さな店に毎日1000人が来店すると聞けば、未訪の人にもそのすごさが分かるだろう。すっかり五反田名物となった「おにやんま」のことだ、この7年をさぞかしエネルギッシュに走ってきたことだろうと思いきや、創業者兄弟の兄で社長の大下義弘さんに話を聞くと、その口からは意外にも「気楽」や「マイペース」という言葉が繰り返し登場した。今、「おにやんま」が考えるこ
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