『原子・原子核・原子力』山本義隆、岩波書店 連休前半はこれを読んでいました。 アホな文系脳にも少しは残ったような気がします。学問というのは学説史をしっかり語ってもらうと一番分かりやすいと思っているのですが、この本もいまや科学史家としての業績も輝かしい山本さんだからこその説得力でした。ブルーバックス10冊分ぐらいの整理された情報を得られたような気がします。 原発推進派にも、反原発のヒトたちにもお勧めいたします。どっちも、これぐらいのレベルで語ってくれないと説得力ないですよ(ちなみに畑村先生のように安全率を5ぐらい高めればいいと思っているので、個人的には資源のない日本では原発を進めるしかないという考えは変わりませんが…)。ぼくは、この本に出ている数式がスイスイわかり、理1にスッと入れるような理系の子が本当に羨ましい。そして頑張って欲しいと思います。 この本は駿台の予備校生に対して行った『原子・