第33号(p.4-5) アスペリティって何? - 地震研究の新たなキーワード- 震源断層とアスペリティ 地震は地下の岩盤が急激にずれることによって生じます。地震の発生源となる 岩盤のずれのことを震源断層と呼びます。M(マグニチュード)8級の巨大地震と もなると、震源断層の長さは100kmに及びます。この場合、ずれの量は平均で3〜 4mですが、決して断層面全体にわたって一様ではなく、大きくずれるところもあ ればほとんどずれないところもあります。大きくずれるところを「アスペリティ」 と呼びます。アスペリティとは、もともとは「突起」を表す言葉ですが、ここで は「通常は強く固着していて、あるとき急激にずれて地震波を出すところ」と言 う意味で用います。 地震時の強い揺れ(強震動)の分布は断層面上のアスペリティの位置に左右さ れます。また、比較的小さい地震しか起こらない地域があるかと思えば、大きい
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