本日(2月6日)、書籍『ビル・エヴァンス ミュージカル・バイオグラフィー』発売です。と、いきなりの宣伝で恐縮ですが、今年(2010年)は、ビル・エヴァンスが亡くなって30年のアニヴァーサリー・イヤーです。そんなわけで、念願だったビル・エヴァンスの研究本を手がけることができました。 ビル・エヴァンス本といえば、大方がアルバム解説か、いわゆるバイオ本がほとんどなわけですが、本書はそういった既刊本とは一線を画するものです。原著者のキース・シャドウィック氏は相当に真面目な方なのでしょう、音楽以外のことにはほとんど触れられていません。大学教授然とした、その端正なパブリック・イメージとは裏腹なビル・エヴァンスの実人生にはさまざまな問題が付きまとうことはファンの方であればご存知だと思いますが、そういった部分にはほとんど論点を置かず、エヴァンスの演奏そのものの分析に徹しています。イギリス人特有の回りくどい
![ワルツ・フォー・ビル・エヴァンス](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c94cbc1e6b129ce807252afbe06864692e4eef1b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblogimg.goo.ne.jp%2Fuser_image%2F40%2F64%2F0984d9bbe8de61533050d2f00c1fafbe.jpg)