会津若松市がOSSオフィスソフトを導入した際に発生した問題の対処法を紹介します。 現象 庁内の多数の事務用パソコンで、納付書の印刷を行っているが、既存オフィスソフトがインストールされていないパソコンで印刷を行った場合、読み取り部分の印字がOCR用字体で印刷されない事が分かりました。 原因 印字の際にOCRBフォントを使用しており、OCRBフォントが、既存オフィスソフトと同時にインストールされるものであったため、既存オフィスソフトをインストールしていないパソコンでは印刷が出来ないことが判明しました。 印刷を行っている業務システムの印字用フォントを変更するには、プログラムの変更による費用が発生するため、OCRBフォントの代替用フォントを作成しました。(0~9の数字のみ) OSには「OCRB」というフォント名で認識されるため、システムで正常に印刷を行うことが出来ました。 結果 OCR読み取り部分