LED電球を光源に使い、反射板を工夫して効率を高めた植物の水耕栽培装置を、栗原市の電気工事会社「藤電気」(伊藤紀明社長)が開発した。同レベルの性能を持つ他のLED栽培装置に比べ、電気代を3割ほど節約できるという。部品すべてに市販品を使ったことで価格も大幅に抑えた。 栽培装置は、高さ1・4メートル、幅0・9メートル、奥行き0・5メートルのアルミパイプ製で、植物を置くプレートが3段になっている。植物が光合成をするための光源として、高輝度の白色LEDを用い、根の部分に栄養液を循環させる水耕栽培方式。 消費電力の少ないLED電球を使い、反射率の高いアルミ板で覆うことで、植物に効率良く光があたるように工夫した。現在主流となっている蛍光灯光源の栽培装置に比べ、電気代は6分の1程度で済むという。 同社は、明治大農学部の伊藤善一専任講師の協力を得るとともに、同市の新製品創出事業にも認められ、480万円の補