「Excelなどを使い属人的に処理されている需要予測などを自動化し、グローバル展開など複数拠点にまたがる事業計画を最適化できる」――。こんなメッセージを掲げ、SCM(サプライチェーン管理)ツールベンダー、米デマンド・ソリューションズが日本市場に参入する。その一環として2010年11月4日、JFEシステムズと販売代理店契約を結んだ。既に先行導入案件が始動しているという。 日本参入するデマンド・ソリューションズは、1985年に設立されたSCM特化のソフト開発会社。70カ国2000社の顧客企業を抱えるという。ただ、これまでの製品はシングルバイトにしか対応しておらず、日本語など2バイト圏には進出していなかった。だが、2010年2月にリリースした最新版の「DSX」は、マイクロソフトの.NET環境で動作し、2バイトにも対応した。日本語と中国語が利用可能になったことから、日本市場参入を決めた。 DSXは