【岸和田だんじり祭】車のチューンアップ顔負け 高速化の安全支える最新技術＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース大阪府南部、泉州地域に秋の到来を告げる「岸和田だんじり祭」が１７、１８日に迫っている。各町が豪快に角を曲がる「やりまわし」の速さや美しさを競うなか、その高速化に車輪を取り付ける車軸を中心に工夫をこらしている。「メッキ」「オイルレス」「ベアリング」など３００年以上の歴史がある伝統行事とは思えぬ、車のチューンアップ顔負けの専門用語が飛び交っていた。 だんじりでは、コマと呼ばれる車輪、心棒や芯棒などと呼ばれる車軸が足回りになる。ここにさまざまな技術を取り入れ、製作するのは鉄工所だ。大阪府岸和田市地蔵浜町の鉄工所「北野熔接所」では、加工された車軸が並んでいた。 車軸の大きさは長さ２１０センチ、直径８センチ。北野隆一社長（６４）は「この車軸は硬質クロムメッキをして滑りが良いうえ、さびも抑えられる」と教えてくれた。このメッキは本来、工業機械の動きを良くするための加工だが、約１０年前から取り入れた。 車
