当社は、ディープラーニング(深層学習)の処理を極めて低い消費電力で実行する、人間の脳を模した半導体回路TDNN注1(Time Domain Neural Network)を開発しました。TDNNは演算回路を小さくできる特徴があり、従来と比べ多くの演算回路を1チップに実装することができます。本成果について、富山県で開催されるIEEE主催の半導体回路技術に関する国際会議「A-SSCC 2016(Asian Solid-State Circuits Conference 2016)」で11月8日に発表します。 現在、ディープラーニングは、大量の演算を高速で処理し、多くの電力を消費する高性能コンピュータによって行われており、センサーやスマートフォンなどのエッジデバイスで同様のディープラーニングを実行するためには、大量の演算を数ワット以下の低消費電力で実行するチップが必要です。ノイマン型注2と呼ばれ