果たして、「楽しい」「面白い」「愉快」「爆笑」これらの陽気な要素だけで素晴らしい音楽が生まれてしまって良いのだろうか? 生まれてしまったのだから仕方が無い。酔っ払いが酒をあおりながら作った非常におどけたアルバムが完成した。 その酔っ払いとは、DJ以外にもプロデューサー、トラック・メーカーなど多岐にわたって活動すると、、ダダリズムでドラムを叩く岡本右左無の新ユニットの事だ。とは言え、今回リリースする彼らの初音源『AGYOU』を聴けば、彼らがただ者ではない事はすぐにわかるだろう。音の遊び方を十二分に知りつくしたリズム職人と音色のスペシャリストが、更に面白い音を生み出すべく組んだユニット、それがだ。 「楽しければいい」と言いながら曲を作る彼らの音の並びは、なるほど確かに遊び心で溢れている。けれど一音一音の中を覗いてみれば、とても洗練されていてクオリティが高い。極端にゆるく、極端にストイック。「楽
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