.NET Frameworkのソースコードをコンパイルしてプログラムを作るには、Visual Studioが必須だと思い込んでいないだろうか? 実は、C#とVisual Basic(.NET Framework用のもの。「VB.NET」と呼ばれることもある。以降「VB」)のコンパイラーはWindowsに標準で含まれているのだ。つまり、セットアップしたばかりのWindowsでも、「メモ帳」でソースコードを書き、コマンドプロンプトでコンパイルして、プログラムを作成できるのである。本稿では、Visual Studioをインストールしていない環境でコンパイルする方法を紹介する。 コンパイラーの場所 Windowsがインストールされているフォルダーの下の「Microsoft.NET\Framework」フォルダーまたは「Microsoft.NET\Framework64」フォルダーの下に、バージョン