日本インディーゲーム史はPLAYISMから始まったといっても過言ではない。世界でVCとベンチャー企業が新興市場を牽引するように、ゲーム業界もまたインディーパブリッシャーとインディーゲームクリエイターが大手にはない発想で1~5名の小チームで数年かけてゲームを創り上げ、何十万本というヒットを飛ばして1億円の年収を得てしまうような世界がある。そういった世界は2017年ごろ、Steam市場の爆発とともに急激に注目され、近年集英社・講談社といった出版社がPCゲーム開発者育成向けファンドなどを結成するなかで活性化している。今回はそうした「インディーゲーム史」を紐解き、そのゲーム業界にもたらす貢献について考えてみたい。 ■倒産&シェアオフィスの縁で入社した2011年インディーゲーム事業、ゼロ市場からのスタート ――:自己紹介からお願いいたします。 アクティブゲーミングメディア(以下AGM社)でゲームブラ