僕はこれまで、人生の時間のほとんどを、自分自身のためだけに使ってきたつもりだった。 もちろん勉強にしても、仕事にしても、楽しくないこともたくさんやってきたけど、そこでの時間は将来の自分のやりたいことにつながると信じていたので、大きくみれば、自分自身のために費やしている時間だと思っていた。 それがいつのまにか、会社のために、得意先のために、そして家族のためにと、自分のために使う時間が減ってゆき、残っているのは睡眠とブログのための時間くらいだ。 だからこそ。 池田仮名さんと雪に閉ざされた街でお酒を飲んで、楽しい話をたくさんして、まだまだ話し足りなくて、それで思った。 人生における貴重な時間を誰かが僕のために使ってくれること自体が、この世界における最高のご褒美なのだ。 ブログなんてその究極で、誰かが僕のエントリを読んでくれる時間はほんのわずかだとしても、その人にとってのとても大切な時間だし、しん