数回連続した情報通信白書ネタは今回で最後です。 第4章「情報通信の現況」の第5節が「コンテンツ市場の動向」となっています。日本におけるコンテンツ産業は通信そのものには直接は関係ありませんが、個人的に興味があるので、ネタとして紹介します。 通信系コンテンツの市場動向 通信系コンテンツ市場の内訳を見ると、その半分がテキスト系コンテンツとなっています。さらに、その内訳で最も多いのがネットオリジナルコンテンツです。この記事も、おそらくネットオリジナルのテキストコンテンツとして分類されるものだろうと思います。 一方で、映像におけるネットオリジナルコンテンツの割合は高くありません。現時点では、最も大きいネットコンテンツの形態がテキストであり、音楽や映像はネットオリジナルの占める割合が少ないことを示す資料といえそうです。 図1 通信系コンテンツ市場の内訳(平成20年)(平成22年度情報通信白書より)