エボラ出血熱の感染が西アフリカを中心に広がるなか、国内で患者を治療する全国の「指定医療機関」のほとんどで、治療に当たる医療スタッフへの研修が不足しているなど、患者の受け入れ態勢が十分ではないことが、NHKのアンケート調査で分かりました。 エボラ出血熱は、感染症法で最も危険性が高い「一類感染症」に指定され、感染の疑いがある患者は全国45か所の「指定医療機関」で治療を受けることになっています。 NHKは先週、全国の指定医療機関を対象に患者の受け入れ態勢についてアンケート調査を行い、39の医療機関から回答を得ました。この中で、患者を受け入れるための準備について尋ねたところ、全体の82%に当たる32の医療機関は、「準備が十分ではない」と回答しました。 その理由について複数回答で聞いたところ、「治療に当たる医師・看護師などへの研修が不足」が全体の75%と最も多く、次いで、「患者の受け入れを想定した訓
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