兵庫県たつの市で、歩道を拡張するために立ち退きを求めていた住宅について、県は14日朝、行政代執行による強制撤去に踏み切りました。 【兵庫県職員】 「只今から、土地収用法第102条の2項、および行政代執行法第2条の規定に基づき!」 【住人女性】 「不正な契約です!もう嘘はやめてほしい。弱い者いじめはやめてほしいです!」 午前9時、行政代執行の開始を宣言した兵庫県の担当者に対し、住人は大声で反発しました。 県が行政代執行に踏み切った住宅は80年以上前に建てられ、老朽化が進んでいるため、倒壊の恐れもあるということです。 さらに…。 【記者リポート】 「住宅はJR本竜野駅の目の前にあります。建物がせり出してこの部分だけ歩道が狭くなっているため、危険があることが以前から問題視されていました」 県はこれまでに、幹線道路の整備のため、駅前の27軒の住宅と店舗に移転や立ち退きを求めて歩