今夏、札幌市を舞台に初めての国際芸術祭が開幕する。 「札幌国際芸術祭2014」は、札幌の歴史や文化、自然、環境、そしてITやデザインなど都市に集中するさまざまな資源を活かし、新たな産業やライフスタイルの創出を目指す「創造都市さっぽろ」のシンボリックな事業として開催される。 ゲストディレクターには、昨年YCAM10周年のアーティスティック・ディレクターも務めた坂本龍一が就任。坂本自身も気鋭のアーティストたちとのコラボレーション作品を披露する。 アソシエイト・キュレーターには、東京オペラシティアートギャラリーのキュレーターを務めた飯田志保子、メディアアートの領域で幅広く活躍する四方幸子らが参加するなど、数ある日本の国際芸術祭の中でも、とりわけメディアアート色の強いイベントとなることは作家のラインナップを見ても明らかだ。 国内外から集結する参加作家には、今回のテーマ「都市と自然」に応じた多彩なア