女の子はいつもキラキラしている。みんながみんなそうではないが、近くを通るとなんだかいいにおいがするし、髪だってさらさらしている。それに対して、僕はというとキラキラしているのはおでこの脂と汗だけで、場末のスナックのような香りが漂っているし、野暮ったい変わり映えのしない服を着こなしている。どちらかというとじめじめしている。服の種類も豊富で、安くっていろんなタイプのスカートやパンツがある。僕はあまりファッションに詳しくはないのだが、スカートの種類だけでもいっぱいある。星の数と欲望の数だけあるんだろう。なにより、たまにデパートなどに行ったときに、婦人服専用の階層があり、バックや靴は別の階層だったりする。下着だってかわいい刺繡のやつとかむれないやつとかなんだかいろいろ出ている。じろじろ見るわけにはいかないので、そっと眺める程度だが、うらやましいなって思う。僕だってキラキラした服きたり、下着をつけたり