Facebookがフェイクニュースや偽情報に対抗する戦略の概要を示した。だが、その取り組みがうまくいくことは難しそうに見える。なぜなら、新たな雇用にも、機械学習にも、人工知能(AI)にも、できることは限られているからだ。 結局、人間というものは「フィルターバブル」の心地よさが大好きなのだ。そして、Facebookはフィルターバブルのために設計されたサービスとも言える。 フィルターバブルという言葉になじみのない人のために説明すると、Eli Pariser氏による造語で、2011年のTED Talksで紹介された。ウェブ企業がサービスをパーソナライズするにつれ、人は自分の視点と相反する情報に接することがなくなっていくという意味だ。「フィルター」をそのまま昨今の「Facebook」に置き換えて考えてもいいだろう。 Facebookが公開したフェイクニュースや偽情報対策のマスタープランでは、ポリシ
マニフェストはかいつまんで言えば、Facebookが「より良い社会のためのインフラ」となることを目指していると宣言するものだ。トランプ米大統領の名前は一言も出て来ないが、明らかに新政権の政策に対する危惧が背景にあることがうかがえる。「このような時代には」とか「歴史的には似たような時期があった」などという表現がちょくちょく出てくるのも、そのためだ。 マニュフェストでは、Facebookが「助け合うコミュニティー」、「安全なコミュニティー」、「正しい情報や知識に基づくコミュニティー」、「市民が参加するコミュニティー」、「包容的なコミュニティー」になるためにこれから実施する内容が挙げられている。 まっすぐに理解すれば、このマニフェストはFacebookの未来は望ましい社会の構築のために役立ててもらうところにあるので、そのように使ってほしいと、改めて定義をし直したようなものだと感じられる。 「ザッ
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