2009年〜2010年に投入を予定しているチップであるにもかかわらず、Intelの幹部は「Moorestown」(開発コード名)についてよく言及している。Moorestownは「広範な」モバイル市場における同社の唯一かつ最大のプッシュであることを考えると、過度な強調も納得できる。 Intelが先日開催したカンファレンスで、最高経営責任者(CEO)のPaul Otellini氏をはじめとした同社幹部は、Moorestownをよく口にした。なぜか?最初の理由は、MoorestownはIntelのシステムオンチップのショーケースとなるからだ。システムオンチップは、CPU、グラフィック技術、メモリコントローラを単一のダイに載せたもので、他のシリコンに組み合わされる。2番目の理由として、MoorestownはIntelにとって、携帯電話市場に向けた唯一の参入ポイントとなる可能性が高いためだ。Inte
米Appleは米国時間2008年3月17日,無線LANベース・ステーション「AirPort Express」の新モデルを発表した。無線LAN規格802.11nに対応しており,従来モデルと比べ最大5倍の性能と2倍の通信範囲を実現するとしている。99ドルで即日販売を開始する。 AirPort Expressは重さ6.7オンス(約190g),サイズは94mm×75mm×28.5mmと軽量小型。電源ユニットを内蔵しており,本体を電源コンセントに差し込んで利用できる。最大10人のMacintoshおよびPCユーザーの同時インターネット接続が可能。新モデルは802.11nに加え,802.11a/b/gにも対応しており,802.11n機能を備えない従来モデルのMacintoshやPCユーザーも利用できる。 プリンタをAirPort ExpressのUSBポートにつなぎ,無線による印刷が可能。またAirP
米Intelは米国時間2008年3月17日,サーバー向け6コア・プロセサ「Dunnington」(開発コード名),次期Itaniumに相当する4コア・プロセサ「Tukwila」(同),新アーキテクチャのプロセサ「Nehalem」(同)の概要を発表した。また,多コア化を可能とするアーキテクチャのプロセサ「Larrabee」(同)と新たな命令セット「Intel Advanced Vector Extensions(AVX)」も紹介した。 Dunningtonは,4コア版Xeonプロセサ「Caneland」(開発コード名)とピン互換性を備えるサーバー向け6コア・プロセサ。高誘電率(high-k)絶縁膜を採用し,大容量の共有キャッシュ・メモリーを内蔵する。製造プロセス・ルールは45nm。high-k絶縁膜の65nmおよび45nm版「Intel Core」マイクロアーキテクチャ対応サーバーと,45n
もつれ合ったままの状態が1カ月半にわたって続いた米Microsoftと米Yahoo!は2008年3月第3週,それぞれの代表者の出席する初会談を密かに開いた。この席でMicrosoftは,Yahoo!に対して合併計画を説明した。 ご存じのように,Microsoftは446億ドル規模の敵対的な株式公開買い付けをYahoo!に仕掛けている。これに対し,Yahoo!は当然のことながら,Microsoftがすっかり買収計画を忘れてほかに関心を向けるよう願い,買収提案を無視するためにあらゆる手段をとった。 会談の内容は不明だが,取り上げられた話題は「ビジョン」(例えば,今回の買収が実現した場合に,両社のオンライン事業をどう統合するか)に限られ,法律や財務に関する問題が議題に上らなかったことは分かる。 筆者が長年の経験で学んだことがあるとすれば,コミュニケーションはいずれ理解の役に立つ,というものだ。M
米Intelは3月17日、6コアCPUなど今後のプロセッサ製品について説明した。 同社の上級副社長兼デジタルエンタープライズ部門ジェネラルマネジャー、パット・ゲルシンガー氏は、6コアプロセッサ「Dunnington」と新しいItaniumプロセッサ「Tukwila」を詳説し、次世代プロセッサファミリー「Nehalem」や、将来のメニーコア製品「Larrabee」に採用される技術を明らかにした。 DunningtonはIntel初の6コアIA(Intel Architecture)プロセッサで、2008年後半に登場する。Intel 7300チップセットとクアッドコアXeon 7300を組み合わせた「Caneland」とソケット互換で、45nm(ナノメートル)high-k技術を使って製造され、大容量の共有キャッシュを備える。複数世代のプロセッサ間でもデータ移行が可能になる「FlexMigrat
率直にいうと、GoogleはMicrosoftに米Yahooを買収してほしくないということだ。 Googleの最高経営責任者(CEO)であるEric Schmidt氏は中国訪問中に記者らに対して、同社は「MicrosoftによるYahoo買収の動向を気にしている」と述べたという。Reutersが米国時間3月17日付けの記事で報じている。 Schmidt氏は具体的なことには触れなかったが、同氏の考えは「(Microsoftが)過去に行ってきた、大勢の人にとって困難だった行為」に基づいていると述べた。 同氏は、「彼らの行ってきたことはインターネットのオープン性に合うものであると期待したいところだが、これには疑問である」と付け加えた。 Schmidt氏はとりわけ、Microsoftの長年にわたる米国と欧州連合の独占禁止問題に言及しているのではないかと推測することができる。欧州連合はMicroso
MicrosoftとIntelは米国時間3月18日、マルチコアプロセッサ用プログラミングを対象とした共同研究イニシアチブを発足させる。 PC業界の大手2社は、今回の共同事業について発表するため電話会議を開くことを報道各社に対し通知した。 The Wall Street Journalは17日、同事業はマルチコアプログラミングに特化したものであり、研究作業の大半はカリフォルニア大学バークレー校で実施されることになると報じた。 2つ以上の処理ユニットまたはコアを持つプロセッサが登場し、今やそれらが主流となっていることから、より詳細な調査が求められるに至った。複数のコアを持つプロセッサの場合、チップ設計者はプロセッサのクロックスピードを上げる方法よりも消費電力の面でより効率的にマシンの処理能力を向上させることができる。 だが、マルチコアテクノロジは、ハードウェアとソフトウェアのプロバイダー双方に
インテルの大いなる野望 このところインテルが力を入れている分野の1つが、低消費電力型のIAプロセッサ(LPIA)だ。既存のインテル製CPUで最も消費電力が低いのは、超低電圧版のCore 2 Duoで、その熱設計電力(TDP)は10ワットというところだが、LPIAが狙うのはその一桁下の0.6~2ワット級だ。ここまで省電力にできれば、大型のヒートシンク、大容量のバッテリーは必ずしも必要ではなくなる。それにより機器は小型かつ軽量になり、携帯性が増す。それが新しい大きな市場をインテルにもたらす。 LPIAにかけるインテルの思いを代弁すれば、おおよそこんなところだろうか。インテルはどうやら本気でこの市場に取り組もうとしている。このセグメントの製品を扱うUltra Mobility事業部をMobility事業部内に設立した。2008年はいよいよ最新の45ナノメートルプロセスルールによる本格的な新製品、
Adobe Systemsは米国時間3月17日、Microsoftが「Adobe Flash Lite」をライセンス契約したと発表した。 Microsoftは、Flash Liteと競合するモバイル機器用のリッチインターネットアプリケーション(RIA)技術「Silverlight for Mobile」のリリースを予定しているが、今回の契約により、Microsoftの「Windows Mobile」を搭載するモバイル機器のウェブブラウザ「Internet Explorer Mobile」で、Flash Liteが使用できるようになる。 3月17日の発表では、今後出荷されるWindow Mobile搭載の携帯端末に、Internet Explorer Mobile用のプラグインとしてFlash Liteと「Adobe Reader LE」をライセンス供与することが明らかになった。しかし、Mi
Microsoft,Windows Mobile向けに「Adobe Flash Lite」のライセンスを取得 米Adobe Systemsは米国時間2008年3月17日,米Microsoftと携帯電話向けの「Adobe Flash Lite」のライセンス契約を結んだことを明らかにした。これにより,「Windows Mobile」搭載デバイスの「Internet Explorer Mobile」ブラウザ上でFlash Player対応コンテンツにアクセスできるようになる。 また,MicrosoftはAdobeの携帯電話向けのPDFファイル閲覧ソフト「Adobe Reader LE」のライセンスも取得しており,Windows Mobile搭載デバイスを製造するOEMは,Adobe Flash LiteとReader LEを製品に組み込める。 Internet Explorer MobileにF
米国発リッチメディアの潮流,キーワードは「デベロッパー」と「ケータイ」 MS,Apple,Googleの施策とは RIA(Rich Internet/Interactive Application)と呼ばれる,高度な表現力と操作性を持つWebアプリケーションが注目されているが,最近の大手各社の動向を見ていると今後その具体的な利用シーンが急速に広がっていくような気がしてならない。中でも米Microsoftの「Silverlight」,米Appleの「iPhone」,米Google傘下の「YouTube」に見られるここ最近の動きは見逃せない。各社に共通するキーワードは「デベロッパーの取り込み」と「パソコン以外の分野への進出」。今回はこの3社の最新動向を通じて,今後の展開について考えてみたい。 MSのSilverlight,オリンピック映像を配信へ Microsoftの「Silverlight」
米Appleは3月17日、無線LANベースステーションAirMac Expressの新モデルを発表した。無線LANの次世代規格「IEEE 802.11n」ドラフトに対応し、前モデルに比べて最大5倍の通信速度、2倍の通信範囲を実現したという。価格は99ドル(日本での価格は1万1800円)で、Apple Storeなどで同日発売した。 AirMac Expressは、電源コンセントに直接差し込んで使える「世界最小の802.11n対応ベースステーション」で、iTunesの楽曲をオーディオシステムで再生できるAirTunes機能を装備する。802.11a/b/g/n準拠のWi-Fi対応デバイスに対応し、最大10ユーザーでDSLやケーブルブロードバンド接続を同時に共有できるほか、USB接続のプリンタとのワイヤレス接続も可能。 AirMac Expressの新モデルの登場により、AirMacの全製品が
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