食品に載っている原材料や添加物、栄養の表示などを、買うときの判断材料にしている人は少なくありません。健康によさそうなイメージを過度に宣伝する文句も目につきます。惑わされずに必要な情報を読みとるにはどうしたらいいか、記者が基本から学びました。 ◆カロリー「ノン」・「レス」 完全に「0」ではない 「すこやか道」シリーズを始めた昨春から、記者は自炊派に転向し、食品表示を見るようになった。だが、情報が多い割に、何の意味かよく分からない。 広島市保健所の食品保健課を訪ね、一から教わった。 まず、原材料名。使用された重さの順番で載っている。食品衛生法で決まっている七つのアレルギー物質のほか、遺伝子組み換え食品、添加物が使われた場合、必ずここに載っている。 期限の表示は「消費期限」と「賞味期限」の2種類がある。豆腐や弁当など、日持ちが短い(約5日以内)と「消費」、長いと「賞味」に分かれる。賞味