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2013年6月4日のブックマーク (5件)

  • 「決断主義」 - 読書と追憶

    ほぼ4カ月ほど前、この日記を中断する直前、映画「ノーカントリー」のコイン投げのシーンが気になってずっと考えていた。そして思い出したのはウィリアム・スタイロンの小説「ソフィーの選択」だった。 ナチの軍医はソフィーに2人の子供のうち、どちらかを助けてやるから、どちらにするか選べという「選択」をさせる。「選択」をしないならばどちらもガス室送りだというのだ。そしてソフィーは選択し、一生その罪を背負って苦しむ。 また、その頃テレビでたまたま見た「デイ・アフター・トゥモロー」という映画の1シーンが頭にこびりついて離れなくなった。前代未聞の大寒波で閉じ込められた息子たちを救出に行く途中、主人公の友人がガラスドームを踏み抜いて宙吊りになる。ガラスはミシミシと音をたて、今にも割れそうだ。主人公は必死に助けようとするがこのままでは3人とも落下して死んでしまう。なのに決してあきらめようとしないので、宙吊りになっ

    「決断主義」 - 読書と追憶
  • 承前2 - MIYADAI.com Blog

    田口 (省略) 宮台 僕の読者がふたり死んでいます。ひとりは『美しき少年の理由なき自殺』(文庫版タイトル『この世からきれいに消えたい』)の主人公に据えました。僕が知らない新潟県の読者だったから出来ました。もうひとりは東大で91年から5年間ほど非常勤講師をしていた時代の教え子。ある場所に僕の講義を聴いてデートクラブに出入りするほどフットワークが軽い子たちが東大生にもいると書きましたが、そのひとりです。その子からコクられていたこともあって、身近にいた彼女については主題的に書いたことはありません。 ふたりの自殺は5年ほど間があいていますが、その間一貫して僕は「意味から強度へ」という物言いをしていました。新潟の少年が自殺した後「〈社会〉から〈世界〉へ」という具合に言い方を変えました。両方は同じことを指します。意味とはコミュニケーションの中での機能のことです。コミュニケーションとはある人の選択と別の

    akihiko810
    akihiko810 2013/06/04
    田口ランディと  『美しき少年の理由なき自殺』(文庫版タイトル『この世からきれいに消えたい』)
  • 八方美人な書評

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  • 押井守『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』 | 陸沈

    ■「夢オチ」そして「メタ夢オチ」のその先 ——もうひとつの主人公は藤波竜之介親子である—— * * * (あらすじ) 荒廃した友引高校周辺の街で、あたるやラムたちが水遊びに興じたりほうけていたりする。いったいこの街と彼らになにがおこったのか、という疑問を残しながら、場面は友引高校学園祭の前日になる。面堂をはじめあたるの同級生たちがクラス展示の準備をしている。 ひと騒動あった後、結局学校に泊まり込みで展示の準備をすることになったあたる一行。ところが、次の日も、なぜか学校は、「学園祭前日」のままで、前日の騒動が少し書き換えられながら繰り返されていく。そして次の日も、また次の日も、「学園祭前日」をローテーションしていく。永遠にこない「学園祭当日」、学校の時計塔には「故障中」の看板。 今日という日を相対化できない違和感にまずさくら先生たちが気づき、自宅に帰ろうとしてもなぜか友引高校に引き戻されてし

    押井守『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』 | 陸沈